浴衣を着るときの履物について。
女性が浴衣を着るとき、何を履くのがいいのでしょう?
この記事では、
○浴衣の履物は女性は何がいい?
○浴衣の履物で痛くないように履く方法は?
○浴衣の履物はサンダルで楽してもいい?
これらの疑問について、ご紹介します。
浴衣の履物は女性は何がいい?
浴衣は、同じ和服でも着物のような格式の高いものではありませんが、
それでも和服には違いないですから、やはり和装用の履物が一番合います。
しかし、和装用であればどれでも合うというものでもありません。
和装用の履物には草履、下駄、雪駄がありますが、
どれが女性の浴衣向けなのでしょうか?
まずこの内、雪駄は基本的に男性用のものになります。
ですから女性は下駄か草履になりますが、草履は着物などの正装に合わせる
格式が高いものになりますので、浴衣には下駄を合わせるのが一般的です。
今は、女性用のとてもオシャレでかわいい下駄がたくさんあるんです。
売場に行けば、きっと「これを履きたい!」って思うものがありますよ。
ただし、気をつけたいのは鼻緒があたる部分が痛くなってしまうトラブル。
彼氏との浴衣デートのときにそんなことになってしまうことのないように、
下駄を痛くならないように履く方法を、続いてご紹介します。
浴衣の履物で痛くないように履く方法は?
浴衣のときに履く和装の履物でよくあるのが、鼻緒で擦れて痛くなって
しまうトラブルです。指の股や足の甲の部分が擦りむけてしまうくらい
ひどくなってしまうと、痛くて歩くことができなくなってしまいます。
主な原因は、この2つです。
・鼻緒が固かったりキツかったりして足に馴染んでいないこと
・履き方と歩き方が和装用の履物に合っていないこと
それぞれの対処法をご紹介します。
○鼻緒が馴染んでいない場合の対処法
最近の下駄は、あらかじめ鼻緒がすげられた状態で販売されているものが
多いですので、足に合わせてすげられたものと比べて痛くなりやすいです。
これは、新しい革靴を履いた時などによくなる、靴ずれのようなものです。
ですから、履き慣れてくると徐々に痛くならずに歩けるようになります。
したがって、新しい下駄をおろす時には、いきなり遠出したりせずに、
まずは近所など近場を散歩するなど、足と下駄を馴染ませるようにして、
それから遠出するようにしましょう。
もし明日彼氏と花火大会に行くなど、そんな慣らしてるような時間的余裕
なんかないよ、というような方は、鼻緒をほぐすように揉んだり、少しでも
柔らかく馴染むようにしておくと、多少は違います。
しかし、あくまで付け焼き刃的な応急対応ですから、やっぱり履いた当日
痛くなってしまうこともありますので、そんな時のためにバンドエイドを
携帯しておくと重宝します。
痛くならないように最初からある程度万全に対策して出かけたいという方は、
鼻緒があたる指の股部分にバンドエイドを貼り、その上にテーピングをして
でかければ、ほとんど痛むことはありませんので、安心です。
一般的な白いテーピングでは目立ってしまいますが、肌色のテーピングなら
バンドエイドよりかえって目立たないくらいなので、オススメですよ。
○和装用履物の痛くならない履き方と歩き方
和装用の履物には、適切な履き方と歩き方があり、間違ったやり方では
足が痛くなってしまいます。逆に言えば、正しい履き方と歩き方をすれば、
痛くなるのを抑えることができます。
痛くってしまう間違った履き方で多いのは、鼻緒の奥までギュッと足を差し
込んでしまっている履き方です。この履き方では、指の股に鼻緒があたって
擦れますので、当然に痛くなってしまいます。
ですから、足を入れ過ぎないように、鼻緒と指の股の間に少し隙間が空く
ようにして、足の甲で下駄を履くイメージで履きましょう。
また歩き方は、前重心で爪先から着地するイメージで、大股でなく小股で、
かわいらしく歩くようにしましょう。大股だと着地のショックが大きく
なるだけでなく、浴衣がはだけてしまいます。
また、下駄を引きずらないように歩きましょう。
正しい履き方、歩き方をすると、足が痛くならないだけでなく、浴衣姿が
より一層美しく見えますよ。
浴衣の履物はサンダルで楽してもいい?
下駄などの和装用の履物が浴衣に合うのは間違いありませんが、浴衣を
着るときにしか使えませんし、足が痛くなるのがイヤで躊躇してしまう
方もいるかもしれません。
その場合、できれば気楽なサンダルを合わせたいところですよね。
それなら普段の洋服にも合わせられますし、足が痛くなることも少ない
ですしね。
しかし、浴衣にサンダルってどうなんでしょう?
合わせてもおかしくないのでしょうか。
結論から言って、浴衣にサンダルを合わせても問題ありません。
もちろん和装用の履物がベストなのは間違いありませんが、サンダルでも
違和感なく履くことができますし、実際履いている人もけっこういます。
ただし、どれでも合うというわけではなく、合うものと合わないものが
ありますので、そこはしっかりと抑えて履かないとおかしなことになります
ので、注意が必要です。
○浴衣に合うサンダル
基本的なところで、和柄のものや、浴衣の色が一部入っているもの、
帯と色が合っているものなどは合わせやすいですよ。
・下駄風サンダル
一見するとまるで下駄のように見える、下駄風のサンダルがあります。
なんちゃって下駄とも言えますが、浴衣との相性はバッチリですので
オススメです。
・トングサンダル
もともと鼻緒があって下駄に近い履物ですから、サンダルの中でも
浴衣に合わせやすいものと言えますので、違和感なく合わせられます。
・ミュール
落ち着いた色柄のものや、浴衣の柄に合っているものであれば、
ミュールも問題なく合わせられます。
・ビーチサンダル
今はいろいろなビーチサンダルがありますので、その中でもある程度
厚底のものや、オシャレなものであれば、浴衣とよく合います。
・皮サンダル
普段履きでほとんどの方は一つは持っていると思いますが、あまりに
カジュアルなものを除いて、たいていのものは浴衣とも合いますよ。
○浴衣に合わないサンダル
・ヒールが高いサンダル
ピンヒールのものなど、ヒールが高すぎるサンダルは浴衣に合わない
ばかりか、歩きづらいのでやめておきましょう。
・底が薄いビーチサンダル
ビーチサンダルを浴衣に合わせる人は多いですが、底が薄いものを
合わせると子供っぽい印象になりますので、避けましょう。
・ゴチャゴチャしたデザインのもの
浴衣の爽やかで涼し気な印象を崩してしまうので、あまりゴチャゴチャ
したものを合わせるのはやめた方がいいでしょう。
まとめ
女性の浴衣に合う履物についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
簡単にまとめると、浴衣には下駄が合いますが、サンダルでも問題ありません。
足が痛くなるのは、ご近所の散歩など慣らし履きをして足に馴染ませたり、
バンドエイドやテーピングで足を保護して防ぎましょう。
でも、浴衣デートで足が痛くなってしまったらイヤですが、
優しい彼がおんぶしてくれて、とってもほっこりハッピー気分になって、
二人の距離がグッと縮まるかもしれません。
浴衣スタイル、楽しんでくださいね(^^)
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