喪中の正月はお飾りはどうする?神棚のお札は?おせち料理は?

冠婚葬祭

喪中の行動はいろいろなしきたりがありますので、
慎むべきことも多く、なかなか難しいものです。

まずは故人を偲ぶ気持ちが一番ですが、
周りから非常識と思われないように行動することも大切です。

喪中のお正月の過ごし方について、
正月飾りや神棚、おせち料理などはどうすればいいのでしょう?
何をしてよくて何がダメなのかご紹介します。

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喪中のお正月にはお飾りはどうする?

喪中のお正月には玄関飾りや門松、鏡餅などの正月飾りは
控えるのが一般的です。

喪中とは不幸があってから13ヶ月の間ですので、
不幸があった次のお正月は正月飾りは控えるということです。

しかし忌明け後(神道でいう50日祭過ぎ)であれば、
喪中であってもお飾りをしても差し支えないとする
意見もあります。

この辺は見解が分かれているところですが、
喪中の間は控えるという方が一般的な考えです。

ご自分のお考えが一般論と異なる場合もあるかと思いますが、
正月飾りはご近所など他人の目にも触れますから、
非常識と感じる方もいることも考慮した方がいいでしょう。

自分では常識的に振舞っていることでも、
他人の目には非常識とうつる場合もあります。

ですから特にこだわりがないようでしたら、
喪中の間は正月飾りは控えた方がいいでしょう。

喪中のお正月に神棚のお札やしめ縄は替えるもの?

結論から言いまして、
神棚のお札などは忌明け後であれぱ交換して構いません。

神棚は神道の神様をお祀りするものですから、
神道の習わしにそって取り扱いしなければなりません。

神道では死を「穢れ(けがれ)」といって忌み嫌います。

穢れとは死が汚れているという意味ではなく、
「気枯れ」とも書くことがあるように、
「気が枯れている状態」ということを現した言葉です。

忌中の間は穢れている状態ですから、
その気が枯れた状態で神様と接してはならないということから、
忌中には半紙などを神棚の正面に貼って封じます。

忌が明けて拝礼できるようになるまでは、
神棚には一切触れてはなりませんので、
その間はお札やしめ縄なども交換できないということです。

お正月がまだ忌中の場合には、
忌明けまで待ってからお札などを交換するようにしましょう。

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喪中のお正月におせち料理は食べていいの?

「おせち」はお祝いの料理ですから、
喪中には控えたほうがいいといわれることがあります。

しかし神棚ほどは一般的なしきたりではありません。

ですので、喪中の間は食べてはならないという説や、
忌が明ければ喪中でも食べていいという説もあり、
ハッキリしません。

神社の社務所で見解を伺ったところ、

「忌明け後であればいいと思いますが地域でしきたりが違いますし、
最近はご家庭ごとでも考えが違ったりすることもありますから、
それぞれのお気持ちやお考えでいいのではないでしょうか。」

ということでした。
やはりハッキリした正解というものはないということですね。

忌中は避けた方がいいとする考えが多数派ではありますので、
忌明け後ならば差し支えないと考えてもいいでしょう。

忌は明けていてもやはり気になるという方は、
重箱ではなく普通のお皿などに盛りつけて、
お祝い料理ではなく普段の料理としていただくといいでしょう。

また年末に不幸があって注文したおせちを断れない場合なども、
食べずに捨ててしまうことは別の意味でいけないことですから、
同じように普通の器に盛りつけ直していただきましょう。

まとめ

喪中のお正月についてご紹介しましたが、
やはりこういったしきたりには地域性がつきものです。

それぞれの土地で異なるしきたりがありますから、
一般論もその土地では非常識であることもあります。

この記事で紹介したものもあくまで一般論ととらえ、
周りのしきたりにこだわる方に聞くことも必要です。

もし周りにそういった方がいないのであれば、
逆にご自分の気持ちで行動していいのではないでしょうか。

ただし神棚に関しては神様を祀っているものですから、
しっかりと失礼のないようにしたいところですね。

また家内では自分の気持ち次第でいいと思いますが、
外に対しては非常識と思われないように
ある程度一般的な慎みをもって行動するのが賢明です。

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