バーベキューで子供連れ時の注意点やよくある事故や応急処置は?

バーベキュー

バーベキューに子供連れでいく場合、どんなことに注意すればいいでしょう?
子供を事故から守り、楽しいバーベキュー体験にしてあげたいですよね。

安全に楽しむためには、バーベキューという非日常的なイベントの中での、
子供にありがちな注意点や、よくある事故のパターンを把握しておくこと、
そして万一に備えて現地でできる応急処置を知っておくことが大切です。

この記事では、
・バーベキューに子供を連れていく場合の注意点は?
・バーベキューで子供にありがちな事故のパターンは?
・バーベキューで起こりやすいヤケドや熱中症の応急処置は?

これらについてご紹介します。

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バーベキューに子供を連れていく場合の注意点は?

バーベキューに子供を連れて行く場合、まず心配なのは事故ですよね。

擦り傷などの軽いケガを負う程度の小さいものならいいですが、一生残る
ようなケガやヤケドなどを負ってしまったら取り返しがつきません。

アウトドアという状況だけで子供のテンションは上がりますし、そのうえ
子供は火と肉が大好き。バーベキューは子供のテンションを上げる要素が
たくさん揃っています。だからアクシデントが起きやすいんですね。

普段は落ち着いている子でも安心していてはいけません。
非日常的な状況下では、子供は大人が思いもよらない行動をとるものです。

◎鉄則1=子供から目を離さないこと

誰もがわかっていることではあると思いますが、
実際にあった事故の多くは、大人が目を離したわずかな間に起こっています。

バーベキューでは、子供が危ないことをしていても、どこかへいなくなって
しまっても、大人が誰も気づいていないなど、恐ろしい状況が起こり得ます。

準備や片付けで忙しく動いていたり、おしゃべりに夢中になってしまったり、
お酒を飲んで酔っ払ってしまったり、寝てしまったりなどなど、いろいろな
ことで子供に気が回らなくなってしまうことがあるからです。

そんなことがないように、
何よりも子供の安全を優先して、決して子供から目を離さない。
これだけでほとんどの事故は予防できます。

大人の人数が多い時は、逆に油断し易いので注意すること。
みんなが他の誰かが見ているだろうと思っていて、実際は誰も見ていなく、
多くの大人がいたにもかかわらず事故が起きてしまうことがあります。

大人がたくさんいるのだから、誰か手が空いている人が見ることにしよう。
このようなやり方だと、上記のような事故が起こり得ますので、時間交替
などで順番にしっかり子供を見る係を決めておくといいですよ。

子供の人数が多い時は、1ヶ所に集めておくのもポイントです。
そうすれば大人の人数が少なくても、子供全員に目が届きますからね。

子供は食べ終わるとすぐに遊び始めますから、みんなが食べ終わった頃に
集合させ、大人監督の下で全員参加のゲームなどをさせておくと安心です。

◎鉄則2=コンロ付近では遊ばせない

バーベキューの事故と言えば、まずヤケドが想像されますよね。
そのほとんどはコンロ周りで起きています。炭やコンロに直接触れなくても
炭が爆ぜたり火の粉が舞ったり、またトングや調理器具も熱くなります。

ある程度大きなお子さんには、口頭でしっかりと危険を説明して理解させ、
自分で気をつけさせるのも大切な教育と思いますが、まだお子さんが小さい
場合には、コンロ周辺に近づかせないことが大切です。

何かで囲いができれば安心ですが、それが無理なら、コンロの周囲に一回り
グルッとロープで線を引いて、この中に入っちゃダメだよーって約束する
だけでも、けっこう子供達は守ってくれます。

また、ボールやフリスビーなどはコンロに当たると危険なので、広い安全な
場所がある場合だけにし、コンロ周辺では絶対にやらせてはいけません。

あとは、ライターや着火剤など、子供が興味をもちそうなものについては、
放置しておくとイタズラしてしまうかもしれないので、使用していない時は
どこか子供が触れられないところに置いておくようにしましょう。

◎ケガの防止のために=服装の注意点

ケガは子供の服装である程度防ぐことができます。
男の子も女の子も、動きやすいものが基本。何かに引っかけて転んだりしない
ように、余計な飾りなどがないシンプルなものを選んであげましょう。

また、長袖長ズボンは擦り傷や切り傷、ヤケドなどをある程度防いでくれます。
虫刺されを予防する効果もありますしね。暑い日には嫌がるかもしれませんが、
その場合にはヒジやヒザが隠れる七分袖などにしてあげましょう。

女の子の場合、ヒラヒラしたスカートや飾りのヒモなどは、火が燃え移ると
大変ですので、やはり飾りのないシンプルなパンツルックがいいですね。

靴は、サンダルはNGです。足の大部分が露出していますので、ケガやヤケド、
虫刺されにも弱いですし、足場が悪いところで滑ったり転んだりしやすいです。
やはり動きやすくて足も露出しない運動靴がいいでしょう。

◎食中毒=子供は特に注意

小学生以下の子供は免疫力が低いため、大人と比べて食中毒になりやすく、
そのうえなってしまった場合に重症化しやすいので、注意が必要です。
肉類や魚介類などは中心まで火を通して食べさせてあげましょう。

またトングや箸、フォークなどは、用途によって使い分けをしてください。
生肉を扱ったものと同じものを使って取り分けたり食べたりしてしまうと、
生肉の雑菌がトングや箸を介して他の食材に移ってしまうからです。

したがって、子供達には自分のお箸などで生肉に触れさせないようにして、
しっかり焼いたものを大人がお皿にのせてあげるようにしましょう。

またトングや菜箸は生肉を扱う専用のものを一つ別に用意し、焼けたものを
扱うものとは完全に分けて使うようにしましょう。

◎熱中症

真夏など暑い季節に注意が必要なのは、熱中症ですね。
まず帽子は必須装備です。小さい子には日焼け止めも塗ってあげましょう。

子供達は炎天下でも夢中で遊びますので、大人がしっかりと子供達の状態に
注意して見ていてあげることがとても大切です。

また、子供達が休憩できる場所として、風通しのいい日陰を確保しましょう。
ある程度の時間ごとに子供達を休憩スペースに集め、適度に日陰で休憩させて、
水分補給もその都度行わせるようにしてあげてください。

◎万一の事態にも備えておく

どんなに気をつけていても、アクシデントが起きてしまうことはあります。
何らかの事故や、子供の具合が悪くなってしまうなど、もしかしたらあるかも
しれません。

何かが起きてしまった時に一番重要なことは、落ち着いて対処することです。
そのため、そういった万一の時のことを想定してある程度の準備をしておき、
いざという時に慌てないで対処できるように備えておくことも大事です。

まず、軽いケガに備えて消毒薬や絆創膏、包帯などを持ち物に入れましょう。
いろいろな薬品を持っていく必要はありません。これで対処できないような
大きなケガの場合は、すぐに病院に運ぶか救急車を呼ぶ対応をとります。

そんな時のために、子供の保険証の持参も忘れずに。
また、念には念を入れて現地の病院情報も事前に調べておき、万一の時すぐ
向かえるように、カーナビやスマホにインプットしておくと安心です。

また、ケガやヤケド、熱中症などは、適切な応急処置を現地で行うことで、
症状を軽く抑えられることが多いです。そのため、現地でできる応急処置を
事前に知っておくことも大切です。

このように準備を事前にしっかりやっていくと、意外と何も起きないもの。
備えあれば憂いなし。気持ち的に余裕を持てますので、それが知らず知らず
事故防止に役立つということもあります。

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バーベキューで子供にありがちな事故のパターンは?

事故にはある程度決まったパターンがあります。
よくあるパターンを把握し、そうならないように子供の行動をよく見ておく
ことが事故の予防には大切なことです。

◎火の事故

・はしゃいで走り回っているうちにコンロに接触してヤケドを負う。
・ボールやフリスビーがコンロにあたって倒してしまう。
・鍋などで熱湯を沸かして調理中、子供がぶつかってひっくり返してしまう。
・スカートにバーベキューの火が燃え移った。
・着火剤をイタズラしていて大きく燃え上がり、着衣に燃え移ってしまう。

ハイテンションな状態で夢中で遊んでいる子供の目には、周りの状況など
映っていません。ですから、コンロ周りは大変な危険地帯です。

また子供は火が大好きですし、着火剤にも興味しんしんです。
ジェル状着火剤は火に注ぎ足しすると引火する恐れがあって大変危険ですが、
子供は大人が使用するのを見て、イタズラしてしまうことがあります。

◎水の事故

・川の浅瀬で遊ばせていて溺れる。
・川で子供を遊ばせていて流される。
・海で潮に流されて戻れなくなる。
・海で波にさらわれて溺れる。

川原や海辺など、水が近くにある場所でバーベキューをしている場合は、
水遊びすることも多く、溺れたり流されてしまう事故が多く発生します。
水難事故は半数が死亡事故であるという恐ろしい統計もあります。

小さな子は30cm程度の浅い水深でも溺れてしまうことがあります。
口と鼻が水に浸かれば溺れてしまうんです。河原の石は滑りやすいですから、
滑って転んで溺れて・・・こんな悲惨な事故も実際に起きています。

◎その他

・置いてあった飲みかけのお酒を飲んでしまう。
・大人が目を離した隙にどこかに行ってしまう。
・包丁をイタズラして手を切ってしまう。
・滑りやすい川原で滑って転んでケガをする。

バーベキューで子供がヤケドや熱中症になった時の応急処置は?

万一、子供がヤケドをしてしまったり、熱中症で具合が悪くなったとき、
応急処置法を知っていて適切に対処した場合と、何もしなかった場合とでは、
結果が大きく変わってくることがあります。

ヤケドと熱中症は、バーベキューのときに子供に起こりやすいことです。
そのため、応急処置を知っておくと万一の場合に役立ちますので、ぜひ覚えて
おいてくださいね。

◎ヤケドの応急処置

とにかくすぐに患部を冷やしましょう。
流水で冷やすのが一番ですが、それができない状況の場合は、飲み物や食材を
冷やしていた保冷剤や、冷えた飲み物自体を利用したりして冷やします。

鍋をひっくり返して着衣の上から熱湯がかかった場合などは、衣服の上から
冷水をかけて冷やします。全身にかぶってしまったなどの大ヤケドの場合は、
迷わずすぐに救急車を呼んでください。

軽いヤケドであれば、大抵は痛みがなくなるまで冷やすだけで大丈夫ですが、
水ぶくれになるようなヤケドの場合は、よく冷やした後、清潔なガーゼなどを
患部に当てて、なるべく早く医療機関を受診するようにしましょう。

◎熱中症の応急処置

暑い中で遊んでいた子供が、下記のような症状になった場合には、迷わずに
すぐ救急車を呼んでください。重篤な熱中症の疑いがあります。

・意識がない。
・呼びかけても反応が鈍い。
・言動がおかしい。
・フラフラしている。
・熱が高い。

また、めまいや嘔吐、頭痛などを訴えてきたら、軽い熱中症かもしれません。
そんな時は、まずはクーラーを効かせた室内や車内、風通しのいい日陰など、
とにかく少しでも涼しい場所に移動してください。

移動したら足を高くして寝かせ(足の下に何か物を入れる)、体の熱を放出する
ために着衣をゆるめて、水分を補給させます。同時に塩分の補給もできるので、
スポーツドリンクがあればそれを飲ませましょう。

これでしばらく休ませれば大抵は回復しますが、もし何時間も回復しない
ような場合は、救急車を呼ぶか病院に連れて行きましょう。

回復した場合でも、後で医療機関を受診した方がいいですよ。

まとめ

バーベキューの子供の事故を防ぐためにこの記事を書きましたが、
いかがでしたでしょうか。

バーベキューは楽しいことであると同時に、子供に火の危険を教える絶好の
機会でもあります。事故がないようよく注意して、楽しみながら子供の教育に
つなげてあげるといいですよね。

安全のためにはある程度の禁止事項を作らざるを得ないのですが、
あれもダメ、これもダメでは子供は全然楽しめないので、バーベキューが嫌い
になってしまうかもしれません。

ですから、禁止事項を守らせながらも、楽しい思い出が残せるようにして
あげたいですね。大人がしっかりと監督しながら一緒に遊んであげれば、
安全を確保したうえで、子供たちのいい思い出にもなりますよ。

☆こちらの記事もどうぞ参考に見てみてください。
↓ ↓ ↓
バーベキューに子供連れで行く時の持ち物や食べ物は?喜ぶ遊びは?

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