お正月に年神様が宿ると言われる鏡餅。
神聖なものですから、
ずっと飾ったままにしておいたり
食べずに捨ててしまったりしてはダメですよ。
鏡開きのやり方や食べ方、
そして鏡餅にカビが生えてしまった場合について
ご紹介します。
鏡餅の鏡開きのやり方は?
鏡開きはいつやるの?
鏡開きは1月11日に行うのが一般的です。
鏡餅は家内にお迎えした年神様のより所とされ、
松の内(1月7日まで)の間は年神様が寝泊まりを
されていると考えられているものです。
ですからいくら食べたくても、
年神様がいらっしゃる松の内は我慢してください。
また松の内を1月15日の小正月までとする地域もあり、
そういった地域では鏡開きも15日や20日に行うようです。
鏡餅の開き方は?
鏡餅は手や木槌などを使って割って開きます。
このときに包丁などの刃物で切ってはいけません。
「切る」ことは縁起が悪いとされているからです。
これはもともと武家の風習であったことから、
「切る」というのは切腹を連想させる言葉とされていて、
嫌われる忌み言葉だったことからきています。
開くときのコツはまず天日などでよく乾燥させて、
最初はあまり力を入れずに少しずつ叩き、
ヒビが入ったら力を入れて叩くとバカッと割れます。
でもこれって、
やってみるとわかりますが実はけっこう大変です。
かなりの労力がかかりますが頑張ってくださいね。
なかなか難しい場合には、
逆に水につけて電子レンジでチンすると柔らかくなって
手でちぎることができますよ。
ちなみに最近は
小分けされた切り餅が入った便利な鏡餅もありますが、
これも包丁などで切ってはいけないのは同じです。
しかしそもそもの由来を考えると、
「切り餅」が入っていること自体がおかしいような??
そんな気がしてしまうのは私だけでしょうか^^;
鏡餅のおいしい食べ方は?
年神様が宿っていた鏡餅を食べることで、
無病息災の御利益が得られるとされています。
ですからカケラも捨てずに、
残さず食べて無病息災を願いましょう。
食べ方は特にこうしなければならないというような
決まったものはありませんので、
ご自分の好きな食べ方で食べましょう。
昔ながらの代表的な食べ方は、
「おしるこ」「お雑煮」「海苔巻き」「力うどん」
「きな粉もち」などでしょうか。
小さなカケラは低温で揚げれば「おかき」になります。
揚げたてにお好みで塩や醤油をまぶして食べると
とても美味しいですよ^^
鏡餅にカビが生えても食べられる?
お餅ってすぐにカビが生えますよね。
鏡餅も例外ではなくカビは当然生えます。
カビを削り落として食べるのも一般的ですが、
それって本当に大丈夫なのでしょうか?
カビの研究をしている専門家の方などの話では、
食べない方がいいとする意見が多いです。
削り落としたつもりでも、
見た目ではわからない部分もありますし、
安全であるかの判断は専門家でもできないようです。
お餅につくカビの中に発ガン性があるものがあるとか、
調べればけっこう怖いことがいろいろと書かれていて、
捨てるように指示しているものも多いです。
しかし今でも実際に
カビを削り落として食べているご家庭も多いですし、
それによって健康を害したということも聞きません。
専門家ではない一般の方々の意見ではありますが、
削り落とせばまったく問題ないとする意見が多いのも
事実ですね。
ちなみに筆者もまったく気にせずに
当たり前のように削り落として食べていますし、
自分の子供にもそうするものだと教えています。
結論的にはご自身の判断だと思います。
気になるようであれば食べずに、
気にならないようであれば削って食べましょう。
筆者の私見としては、
毎日カビつきのお餅を食べるわけではないので、
問題ないのではないかな~と思いますけどね。
まとめ
鏡餅は食べてこそ鏡開きです。
しっかりいただいて、
神様のありがたいご利益を授かりましょう。
お餅を叩いたりするときには、
ケガにも注意してくださいね^^
コメント